くりっく株365にNASDAQが登場(2022年2月末)

2022年2月28日からくりっく株365で、「NASDAQ」が取引できるようになると発表がありました。
米国市場に簡単に投資ができる環境が整ってきています。
NASDAQ(ナスダック)とはどういった市場なのか、上場前に確認しておきましょう!

ナスダック(NASDAQ)とは?

ナスダックとは、全米証券業協会が運営している株式市場の名称であり、正式名称はNational Association of Securities Deals Automated Quotationsです。

ナスダック市場は1971年に始まり、当時は世界初の電子株式市場であったため大変注目を集めました。

アメリカにある世界最大のベンチャー企業向け株式市場であり、日本で例えるとJASDAQやマザーズのような位置付けです。

任天堂、日産自動車といった日本企業もナスダック市場に上場していて、日本での上場と同様に、知名度の向上や資金調達のしやすさといったメリットがあります。

NASDAQ総合指数

ナスダック市場にはNASDAQ総合指数と呼ばれる指標が存在します。

NASDAQ総合指数とは、ナスダック市場に上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した数値のことです。

NASDAQ100指数とは?

ナスダック市場上場企業のうち、時価総額上位の約100銘柄(2021年12月時点では102銘柄)を抽出し、これらを時価総額加重平均で算出したものです。尚、金融業の銘柄はこの中に入っていません。

言葉 説明
ナスダック(NASDAQ) 株式市場そのものを指す。
NASDAQ100指数 ナスダック市場上場企業のうち、時価総額上位の約100銘柄を指数化したもの。
NASDAQ総合指数 ナスダック市場に上場しているすべての銘柄約3,000を指数化したもの。

NASDAQ100指数を構成する銘柄

NASDAQ100指数には、世界のIT市場をリードするGAFAMをはじめとしたハイテク企業の銘柄が多く含まれています。
NASDAQ100指数の時価総額のTOP10の銘柄は以下です。(2021年12月時点)

ランキング 社名
1 Apple Inc(アップル)
2 Microsoft Corp(マイクロソフト)
3 Amazon.com Inc(アマゾン・ドット・コム)
4 Tesla Inc(テスラ)
5 NVIDIA Corp(エヌビディア)
6 Alphabet Inc(アルファベット)
7 Meta Platforms Inc(メタプラットフォーム)
8 Adobe Inc(アドビ)
9 Netflix Inc(ネットフリックス)
10 Comcast Corp(コムキャスト)

くりっく株365に上場されるナスダックの特徴

(1) NASDAQ-100を円価格で取引可能
円建ての商品のため、換算レートを気にすることなく取引ができるわかりやすい商品設計となっています。

(2) 取引単位は10倍でミニサイズ
1枚の取引単位は、「NASDAQ-100の価格×10円」と取引サイズが小さく少額から取引が可能です。

(3) ほぼ24時間、祝日も取引が可能
月曜日から金曜日の朝8:30~翌朝6:00までほぼ24時間取引できます。また、平日だけでなく、日本の祝日も取引が可能です。

(4) 「売り」からの取引も可能
売りからも取引ができるので、ヘッジ取引など相場の下落局面でも利益を狙うことができます。

(5) 現物株と同じように配当相当額の受け取りが可能
「買い」ポジションを保有している場合、現物株と同じように配当相当額を受け取れ、「売り」ポジションを保有している場合は、金利相当額を受け取ることができます。

(6) 少額の資金で取引が可能
預けた証拠金を担保にレバレッジを利かせて効率よく取引できます。

■主な商品仕様(2021年12月3日現在、株式会社東京金融取引所作成)
商品名 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 <ご参考>
NYダウリセット付証拠金取引
原資産 NASDAQ-100 Index ダウ・ジョーンズ工業株価平均
(NYダウ)
取引単位/枚 指数の数値×10円
取引時間 8:30~翌朝6:00
(米国NY州での夏時間適用期間の取引時間は、8:30~翌朝5:00)
休業日 土曜日、日曜日、米国における原資産を対象とする先物市場の休場日
(※取引最終日を迎えた取引:取引最終日とリセット日の間の日)
取引期間 約15ヵ月(※1)
取引開始日 毎年9月第2金曜日の翌取引日(原則、月曜日)(※2)
取引最終日 取引を開始した年の翌年12月第3金曜日の前取引日
リセット日 取引を開始した年の翌年12月第3金曜日の翌取引日
リセット値 取引対象となる原資産の株価指数が同じである先物取引(リセットが行われる年の12月限のもの)の最終決済に係る価格の小数点以下を四捨五入した値
決済方法 ①反対売買による決済
②取引最終日まで決済されなかったポジションはリセット日にリセット値で決済
配当相当額 買い手:受け取り/売り手:支払い(配当落ちの都度)
金利相当額 買い手:支払い/売り手:受け取り
証拠金基準額 TFXが週次で定める(ヒストリカル・ボラティリティ方式)(※3)

くりっく株365での上場日は2022年2月28日(月)とアナウンスされています。
口座を準備し、取引に備えましょう